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「難しそうなことを、とっつき易く」東京第二弁護士会PR漫画製作について

最初は、2006年ですからもう10年前。
東京第二弁護士会からご相談を頂きまして、“漫画”?冊子を製作することに…
「弁護士さんのところで漫画?うん?」
というところですが、ここにも様々な意図がありました。

【悩み1】実際の裁判(民事)に至る前に、当事者間トラブルを仲に入り解決しようとする機能“仲裁センター”というものを東京第二弁護士会では保持しています。
これは担当の弁護士さんらが持ち回りで、身近なトラブルを両者の言い分を訊きつつ、文字通り仲裁していくというもの。
この機能を活かしたい。
弁護士さんの活動は専門職です。
ただ何も裁判に備えての対応だけとかだけではありません。
またそうした対応量以上に日々の社会生活の中でのトラブルの発生率は上がっています。
それらに対応するために、相談窓口を“気軽に”“やさしく”“使い易い”ものにしたいと考えられて作られた“仲裁センター”ですが、やはり一般の人がそれをフランクに利用するまでには浸透していません。
しかしながら、表に声を大きくしてPRを行うことも出来かねます。
「存在」と「機能」その性質をどう伝えるか…

【悩み2】チラシ?パンフ?あるいはビデオ?でもちょっと違う…
ここで取り扱う、あえて言えば“商品”は、非常にプライベートな“相談をする”という行為です。
親しい人にも中々話せないような内容のものも含めて、どう利用いただくための心理的なハードルを下げていくか、“寄り添いつつ内容(中身)を伝える”必要がありました。
その中でディスカッションをしていくうちに出てきたのが“漫画”でした。
幸いに?というか漫画のストーリーになるような話(ちょっとした事件)は、多々あります。
これを平準化したストーリーとして、我々は漫画家さんをアサインメントとして、実際に冊子に仕上げるまで漫画製作/構成/校正・印刷までのプロデュースを担いました。

【悩み3】では実際に利用される方は、どういう相談から可能なの?
実際にはどんな些細なトラブルでも相談していいのです。
ただ当事者同士では感情と利害がぶつかり合って、まとまるものも上手くまとまらないケースも多くなります。
ですので、そうしたケーススタディを漫画のストーリーに託し、そしてコミックですから、文章のみと言うよりは頭の中でイメージしやすい。
難しく考えがちなところも、コミック特有のギスギスしない温かみが残る描写にてディレクションして仕上げました。

いかがでしょうか?

やはり奇を衒わない。
顧客がどうしたいのか、またそれがどういう影響をその先で及ぼすのが「達成」になるのか、常に立ち返りつつ考えていかねばなりませんね。
ちなみにこの漫画『弁護士甲斐開の和解あっせん日誌』は、2話製作しました。
ちょうど現在2話目の“婚約破談は誰のせい?”編が増刷されたところです。

他にも詳しい事例などを知りたい方は、どうぞストリートワイズまでご連絡くださいませ!

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