ホントの夏なのか、まだ梅雨時期が続いているのか?
ムシムシと不快な日々が続いていますが、健康にお過ごしでしょうか?
そんな時期だからということではないですが、「失敗」のお話しを。
ストリートワイズは、お客様からのご相談に応じてクロスオーバーに商品開発からマーケティング、PRそしてそのPDCAの検証、更に再検証からの弱点の克服とプランニングから実際のアクションまでこなすチーム/集団です。
勿論、この中のスポットスポットで、我々が役目を果たすこともあります。
またスペシャルな専門知識が必要な部分は、専門的な知識を有した“スペシャルチーム”を投入し、プロデュースとかディレクションという立場でプロジェクトの進行をマネジメントすることもあります。実際多いです。
そういう中での「失敗」とは何なのか?
例えば、システム的な思考の中で仕事を進めれば、人為的なミスや、そのミスが発見されずに放置さるのが「失敗」として認識されます。
これは、再度「失敗箇所」に立ち戻り、そこを修正すること。またその責任を負うことで修正が利きます(勿論例外もあります)
我々のような仕事での「失敗」は一見失敗(ミス)ではありません。
関係者が「お客様」「チームのメンバー」といれば、大方のミス(それをその時点はミスや失敗とは認識できないのですが…)は、“理解のズレ”です。
このズレ自体も様々な理由で生じるのですが、
これが「失敗」のタネです。
この相互の理解がズレたまま進むと、各々の立場での、その仕事への関与に於いて後戻りが利かない状態まで行きます。
そうなると何が起こるか…
1つは、(極端を言えば)各々“俺は悪くない”となります。
(最近、そこまで主張をせずに、うまく立場を保全コントロールする向きも多いのですが…)
実はそれぞれの言い分は大概正しく、確かに悪くはないことが多いです。
そして当然のことながら、そういうことが起きればお客様×我々チーム、あるいは我々チーム内でも、仕事が進まなくなります。
そうなればプロジェクトの本来の目的と達成は覚束なくなり、成功は風前の灯となります。
こうしたことを回避する。
あるいは回避できない。
局面はその時々で色々あるのですが、またそうしたことが無きようにデジタル的に解決しようというやり方もあるのですが…
根本は「失敗」のタネである“理解のズレ”にどう気付くか、になるのではと思います。
そして気づいたら、遠慮はせずにそこは徹底的に理解する。
その手法は問わない。
ただ一番有効なのは失敗に繋がる“理解のズレ”を真ん中に置き、人と人とが対面で向き合うことです。
これは言うほど簡単ではないですし、仕事のフローに身を任せたり、“自分の役目はこれ”と嵌っていれば“気づく”こと自体をしないということもあるでしょう。
ただ我々の仕事は自分のことだけOKならOKではないです。
チームとしてお客様を含めて有機的に機能するには、相互に微修正と微調整を繰り返していき“理解のズレ”の目を摘むことが大事です。
何かそんなことだけ10数年やってきたような…
人がやっているので、「失敗」や「ミス」はそれは少なからず出ます。
勿論事前にそれを食い止められれば良いのですが、そうでない場合もあります。
でもそうしたものを無くす努力をして、お客様や一緒に仕事をしたチームのメンバーが喜べば、やった仕事の大きさや重さよりも、それそのものプロセスが価値となるでしょう。
昔の映画「天国から来たチャンピオン」でこんなセリフがあります。
NFLのスーパーボウルの試合前に、ロッカーで選手を前にしてコーチが語ります。
「歳を食えば腹も出る。髪の毛も薄くなる。ただ名誉は残る。それは色あせない」
ミスをしない原点は、ここにあるんではないでしょうか?
ちなみに弊社の社名ストリートワイズ
そんな想いも込めてます。
*写真は弊社が所属する人形町商店街(東京)のマスコット“人之助”(にんのすけ)です。
他にも詳しい事例などを知りたい方は、どうぞストリートワイズまでご連絡くださいませ!
(文章中敬称略)
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