始まりは去年の7月
1日1便しか飛んでいない東京⇔オホーツク紋別便に乗って北海道・湧別町へ。
7月と言えども気温は15度ほど、涼しいというか寒い…
地元の漁業関係者の出迎えを受けて、二日間の予定で湧別漁協、湧別町役場、湧別農協、地元漁業関係会社等をご訪問。
今回の訪問の目的はホタテ/カキなどの収穫が盛んな湧別町と、香港/中国等への輸出を加速している水産加工会社(山口・周南)をマッチングして新たなビジネス開発をすることが目的でした。
【悩み1】湧別町はホタテ/カキなど漁業が盛んで豊富です。但しすでに販路は漁協を中心に固まっていました。未来に向けてもう少し何か?できないか?
生産活動と経済としては現状で十分なのです。
ただいつまでもそれが続くか?それはわかりません。
様々な可能性がある/考えられるうちに手を打つ必要がありました。
ホタテは真ん中の“たま”の部分をむき身/加工で使いますが、“ひも”の部分は作業効率を上げるために捨てていました。
ここにヒントがありました。
【悩み2】水産加工会社(山口・周南)は自社製品を東南アジアへ販売展開を進めています。
その状況にて現地の消費者のニーズを捉えた商品を製造して卸していくことが必要でした。
香港の人たちのポピュラーな食べ物に“ホタテの貝ヒモの辛み中華炒め”というのがあります。これは貝ヒモにマーボとか中華辛みソースを和えて炒めたものです。
湧別町が使わないホタテの貝ヒモは、ここから空輸して山口/周南へ。
一旦そこで加工されたものが、商品となって香港の人たち食となっていきます。
【悩み3】NHK「きょうの料理」グランプリレシピの商品化
今回、湧別町をご案内頂いた漁業関係者のご夫婦の奥様がホタテを使ったレシピを開発。
このレシピは地元で育った高齢の両親でも食べられるもので、こちらが見事に「きょうの料理」のグランプリを獲得。それを更なるレシピ開発を進めて水産加工食品としてマーケティングし発売していこう、と湧別/水産加工会社(山口/周南)と我々で取り組んでいます。
いかがでしょうか?
それぞれ2か所(北海道オホーツク×山口周南)の「現在と未来」
これを紡いで経編と横編みにしたような仕事になりました。
この発端は、東京での全く違う事業を行われていたお客様から。
ご家族のご実家が北海道・湧別、そこのお話しから我々のまた違う事業でのお客様であった水産加工食品会社さまを繋いだところから始まりました。
本当に蒔いた種子が育ち、果実を実らせるのはこれから…
この湧別の事業は現在では法人化されて我々も参画して前に進んでおります。
株式会社YBT
ひとつの意味はYuBeTsu(湧別町)から。
もうひとつの意味は“Your Better Tomorrow”((あなたの)より良い明日へ!)から。
他にも詳しい事例などを知りたい方は、どうぞストリートワイズまでご連絡くださいませ!
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