人形町商店街の事例にて
ようやく暑い夏がやってきました。
夏は暑い方がそりゃいいですが、最近の暑さは殺人的です。
皆さん、熱中症にはくれぐれも注意しましょう。
さて今回は、我々ストリートワイズが帰属する「人形町商店街」の話しを少し。
人形町は東京・中央区の東側/日比谷線と都営浅草線、さらに水天宮前駅を含めれば半蔵門線が乗り入れる、非常に利便性の高い街です。
最近は都心回帰の高層マンションブームもあって、新しい、そして若い住民も増えました。
その反面、江戸時代の武家屋敷街(それ以前の江戸中期は遊郭(元葦原)があった)そして芝居に通じる人形師の住まう街でした。
その雰囲気を今に残します。
昔からの住民の人たちは三代目、四代目、はては五代目なんて人もいます。
“(歴史は)たかだか100年ちょっとだよ”
なんて古い人はいいますが、東京の街なんて、大体がその半分の歴史(戦後の反映の中で)で出来た街なので、比してちょっとした“古き佳さ”を感じて頂いたりもします。
人形町は、訪れる人が30%強(水天宮へのお参りや明治座)、働いてる人が30%強(金融や薬剤メーカーほか)、そして住まわれてる人が30%強の街です。
ちょっと東京の他の街とは違う稀有な構成比でしょうか?
銀座や築地、そして日本橋や浅草も近い中で“人形町である”意味を良く考えます。
雰囲気もある、人の流通も多い…
だけどこれからはより“らしさ”を問われます。
例えば、上で挙げた中央区の他の3つの街や浅草に比べれば、まだまだインバウンド(外国人のお客様)は少ないです。
でもここをわざわざ狙ってくる外国の方もいるのです。
(人形町で外国人向けのボランティアガイドをしてるので四半期に一回ぐらい、“人形町ナイトツアー”の要請が入ります)
街のポテンシャルからもビジネスチャンスは多そうですが。さあどうするか…
挙げた様々な要素を横断的に、そして有機的に機能するには?
そうした多種多様な人が寄る組織が“商店街”でした。
それらを経てみて、ビジネス?
とは言い難い部分と、商店街と言う組合組織としての可変性。
何をどう還せば、どう効果があるか??
システム思考によるシンプル化や効率を求めての整理、ビジネスにありがちなショートカットだけ求めてはいかない何か、でもその中に街(コミュニティ)にて生活する人たちの確かな活動があります。
“街を人が集う場所にすればいいんでしょ?”
答えは“そうです”
でもその背景は肥沃な人の野が広がっています。
「商店街」はそういうもの縮図です。
ここでこう儲かる…そういうビジネスへの直結ははっきり言ってないですが、この沃野の向こうに、もっと人と仕事の本質が眠ってるように思います。
商店街活動を通じて。
*写真は人形町商店街加盟店舗+αを対象に商店街協同組合主催で定期開催されているセミナー
この写真当日は主に小売店舗/飲食店/サービス店舗向けの「販促POP」セミナー
この他にも「インバウンド対応」「助成金獲得」などのセミナーを開催中。
弊社は、この活動の事務局なども行っています。
他にも詳しい事例などを知りたい方は、どうぞストリートワイズまでご連絡くださいませ!
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