前にも言いましたか??
落語ブーム、なんだそうです。
うん、言われれば客席の雰囲気、お客さんの数、顔ぶれ…
変わりましたね。
でも「ブーム」って言葉は、多分に一過性の色彩が濃いでしょ?
どうもこの流れは定着率が強い、高いような気がしています。
「ブーム」どこじゃない…底上げ
そうなると落語会、そして出演する落語家さんも人気の方へダァーッと流れます。
売れてる/売れてない、売れる/そうじゃない
あえて市場と考えると偏在化してくる。
そういうことが良いのか、どうなのか?
これ、良くわからない。
今までも規模感はともかく、こういうことはあったでしょうし、元より良い悪いの話じゃない。
観る側としては確実に選択肢が広がります。
個人的には、観る側としての“アティチュード”に拘るんですね。
なんでしょうか?
落語家さんと、その噺に向けて
・好き過ぎないけど、ちゃんと好意は伝える(可視化する)
・のめり込まないけど、“ここ”って肝は抑える
・時に耽溺するぐらい色んな演者(落語家)、色んな噺を観る/聴く
・気持ち的には寄席>落語会、でも行く回数は寄席<落語会でいい
・CDやYouTubeでの試聴も許容する
・演目は古典、新作を問わない。
・その日の気分で“この噺だな、今日は”ってのがある
・面白いと思ったら、全力で笑う
・人情噺で号泣はしない、心で感じて目の下が潤むギリぐらい
・マイベストは、いつの/誰の/何(演目)をスルッと2つ、3つ言える
・でも、そうした諸々気取らない。
・無理なく落語の持つ“フリーダム”を感じる
こんなとこでしょうかね。
色んな心持ちで、皆、落語を聴きに行くのでしょう。
それでいいと思います。
そこに貴賤も偉い/そうじゃないも無い。
その自由と、それを笑う、ちょっとしんみりする。
そういうのが自分の機能として動いてるのを確認できれば、それが落語なんでしょう。
この2か月
一番聴いたのは「花見の仇討」
5人の演者さんにて、季節ものなんです。
それぞれに違います。
同じ噺なんですけど、そこが掴まれます。
他にも詳しい事例などを知りたい方は、どうぞストリートワイズまでご連絡くださいませ!
(文章中敬称略)
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